【新唐人2013年5月7日付ニュース】中国遼寧省にある悪名高き強制労働収容所「馬三家女子労働教養所」の暗黒な実態を記録したドキュメンタリー映画「鬼の頭上の女性」が5月1日、ネット上で公開され、香港と台湾では上映会が行われました。ニューヨークタイムズの契約記者で、この映画の監督である杜斌(と ひん)さんが香港の初上映会に出席しました。
香港の上映会会場は観客で埋まりました。およそ1時間にわたる映画の上映終了後、監督の杜斌さんが制作にまつわるエピソードを披露しました。杜さんによると、映画で公開された事実以外にも、法輪功学習者を含む11人の被害者の物語が未整理だそうです。
映画「鬼の頭上の女性」 杜斌監督
「他にも11人の被害者が自分の体験を述べています。特に今日は女性が多いですが、これらのことは全て皆さんと同じ、女性の身の上に起きていることです。彼女らの陳述には心が痛みます」
香港の上映会に参加した理由をこのように述べます。
映画「鬼の頭上の女性」 杜斌監督
「この自由の地でこのドキュメンタリー映画を公表することによって、外部に被害者の声を聞いてもらいたい、これが最も重要です。中国政府はずっと被害者の声を抹殺しようとしているからです」
また、映画の製作を決めた段階で、中国共産党政権に与える衝撃を予想していたと述べます。
映画「鬼の頭上の女性」 杜斌監督
「この映画を始めたときから私にはわかっていました。これは重要な作品です。中国労働教養制度が犯した大罪を記録しています。人道に反する罪でもあります。人類にとって、永遠に受け入れられないものです。あの権力者たちはきっと戦々恐々しているはずです」
杜さんは、映画「鬼の頭上の女性」のDVD発行も計画中で、もっと多くの人々に馬三家労働教養所の拷問の真相を知ってもらいたいと、意気込みを見せます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/03/atext891127.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/藤坂 映像編集/工)